宮古市議会 > 2021-02-15 >
02月15日-01号

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  1. 宮古市議会 2021-02-15
    02月15日-01号


    取得元: 宮古市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-13
    令和 3年  3月 定例会議       宮古市議会定例会 令和3年3月定例会議 会議録第1号第1号令和3年2月15日(月曜日)-----------------------------------議事日程第1号 諸報告 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会議期間の決定 日程第3 令和3年度宮古市経営方針について 日程第4 令和3年度宮古市教育行政方針について 日程第5 報告第1号 道路の管理に関する事故の専決処分について 日程第6 報告第2号 公用車の事故に関する専決処分について 日程第7 議案第1号 令和3年度宮古市一般会計予算 日程第8 議案第2号 令和3年度宮古市国民健康保険事業勘定特別会計予算 日程第9 議案第3号 令和3年度宮古市国民健康保険診療施設勘定特別会計予算 日程第10 議案第4号 令和3年度宮古市後期高齢者医療特別会計予算 日程第11 議案第5号 令和3年度宮古市介護保険事業特別会計予算 日程第12 議案第6号 令和3年度宮古市介護保険サービス事業勘定特別会計予算 日程第13 議案第7号 令和3年度宮古市農業集落排水事業特別会計予算 日程第14 議案第8号 令和3年度宮古市漁業集落排水事業特別会計予算 日程第15 議案第9号 令和3年度宮古市浄化槽事業特別会計予算 日程第16 議案第10号 令和3年度宮古市魚市場事業特別会計予算 日程第17 議案第11号 令和3年度宮古市墓地事業特別会計予算 日程第18 議案第12号 令和3年度宮古市山口財産区特別会計予算 日程第19 議案第13号 令和3年度宮古市千徳財産区特別会計予算 日程第20 議案第14号 令和3年度宮古市重茂財産区特別会計予算 日程第21 議案第15号 令和3年度宮古市刈屋財産区特別会計予算 日程第22 議案第16号 令和3年度宮古市水道事業会計予算 日程第23 議案第17号 令和3年度宮古市下水道事業会計予算 日程第24 議案第18号 令和2年度宮古市一般会計補正予算(第16号) 日程第25 議案第19号 宮古市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 日程第26 議案第20号 宮古市空家等の適正管理に関する条例の一部を改正する条例 日程第27 議案第21号 宮古市東日本大震災復興交付金基金条例を廃止する条例 日程第28 議案第22号 宮古市まち・ひと・しごと創生推進基金条例 日程第29 議案第23号 宮古市男女共生推進センター条例を廃止する条例 日程第30 議案第24号 平成28年台風第10号豪雨災害の被災者に対するへき地保育所、児童館及び学童の家の使用料の免除に関する条例の一部を改正する条例 日程第31 議案第25号 宮古市介護保険条例の一部を改正する条例 日程第32 議案第26号 宮古市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第33 議案第27号 宮古市勤労青少年ホーム条例を廃止する条例 日程第34 議案第28号 宮古市火入れに関する条例の一部を改正する条例 日程第35 議案第29号 宮古市消防団条例の一部を改正する条例 日程第36 議案第30号 日出島地区養殖場災害復旧(元災暫第1号)工事の請負契約の締結に関する議決の変更に関し議決を求めることについて 日程第37 議案第31号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて 日程第38 議案第32号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて 日程第39 議案第33号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて 日程第40 議案第34号 公の施設の指定管理者の指定に関する議決の変更に関し議決を求めることについて 日程第41 議案第35号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて 日程第42 議案第36号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて 日程第43 議案第37号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて 日程第44 議案第38号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて 日程第45 議案第39号 市道路線の廃止について 日程第46 議案第40号 市道路線の認定について-----------------------------------本日の会議に付した事件 上記日程のとおり出席議員(22名)    1番   白石雅一君       2番   木村 誠君    3番   西村昭二君       4番   畠山 茂君    5番   小島直也君       6番   鳥居 晋君    7番   熊坂伸子君       8番   佐々木清明君    9番   橋本久夫君      10番   伊藤 清君   11番   佐々木重勝君     12番   高橋秀正君   13番   坂本悦夫君      14番   長門孝則君   15番   竹花邦彦君      16番   落合久三君   17番   松本尚美君      18番   加藤俊郎君   19番   藤原光昭君      20番   田中 尚君   21番   工藤小百合君     22番   古舘章秀君欠席議員(なし)-----------------------------------説明のための出席者   市長        山本正徳君   副市長       佐藤廣昭君   副市長       桐田教男君   教育長       伊藤晃二君   総務部長      中嶋 巧君   企画部長      菊池 廣君   市民生活部長    松舘恵美子君  保健福祉部長    伊藤 貢君   産業振興部長    伊藤重行君   都市整備部長    藤島裕久君   危機管理監     芳賀直樹君   上下水道部長    大久保一吉君   教育部長      菊地俊二君   総務課長      若江清隆君   財政課長      箱石 剛君   企画課長兼公共交通推進課長                               多田 康君   川井総合事務所長  田代英輝君   総合窓口課長    西村泰弘君   福祉課長      田代明博君   産業支援センター所長                               岩間 健君   建設課長      去石一良君   危機管理課長    佐々木雅明君   教育委員会総務課長 中屋 保君-----------------------------------議会事務局出席者   事務局長      下島野 悟   次長        松橋かおる   主任        佐々木健太 △開議      午前10時00分 開議 ○議長(古舘章秀君) おはようございます。 平成23年3月11日の東日本大震災から10年が経過しようとしています。震災の犠牲者の方々に改めて黙祷をささげ、ご冥福をお祈りしたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。 それでは、全員起立願います。 黙祷。 黙祷を終わります。ご着席願います。ありがとうございました。 これより宮古市議会定例会を再開し、令和3年3月定例会議を開会いたします。 ただいままでの出席は22名でございます。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。----------------------------------- △諸報告 ○議長(古舘章秀君) 諸報告を行います。 宮古市監査委員から、地方自治法第235条の2第3項の規定により、一般会計、各特別会計、各企業会計の例月出納検査結果報告書の提出がありましたので、配付目録のとおりお手元に配付しておりますので、ご了承願います。 次に、令和3年1月臨時会議以降に行った議員派遣について、お手元に配付しておりますとおり議員派遣しましたので報告します。 これで諸報告を終わります。----------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(古舘章秀君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、11番、佐々木重勝君、12番、高橋秀正君を指名します。----------------------------------- △日程第2 会議期間の決定 ○議長(古舘章秀君) 日程第2、会議期間の決定を議題とします。 本定例会議の会議期間については議会運営委員会に諮問しておりますので、議会運営委員会委員長の報告を求めます。 橋本議会運営委員会委員長。     〔9番 橋本久夫君登壇〕 ◆9番(橋本久夫君) 議会運営委員会の報告を申し上げます。 今定例会議の会議期間につきましては、去る2月12日午後2時35分から委員会を開催し、説明員として総務部長、総務課長の出席を求め、協議いたしました。 今定例会議に提案が予定されています案件は、令和3年度予算17件、令和3年度補正予算2件、令和2年度補正予算9件、条例案17件、議決事項13件、人事案件12件及び報告2件の計72件であります。 そのほか一般質問、予算特別委員会及び各常任委員会等審査に係る日程は、お手元に配付しました会議日程表のとおりであります。 よって、今定例会議の会議期間は、本日から3月22日までの36日間とすべきものと決定したところであります。 以上、報告といたします。 ○議長(古舘章秀君) お諮りします。 議会運営委員会委員長の報告は、本日から3月22日までの36日間であります。委員長の報告のとおりとしたいと思いますが、ご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古舘章秀君) 異議なしと認めます。 よって、会議期間は本日から3月22日までの36日間と決定しました。----------------------------------- △日程第3 令和3年度宮古市経営方針について ○議長(古舘章秀君) 日程第3、令和3年度宮古市経営方針について、市長の説明を求めます。 山本市長。     〔市長 山本正徳君登壇〕 ◎市長(山本正徳君) 令和3年3月市議会定例会議の開会に当たり、宮古市経営方針について私の所信の一端を申し述べ、議員各位及び市民の皆様にご理解とご協力を賜りたいと存じます。 新型コロナウイルス感染症が世界的な広がりを見せてから1年が経過をいたしました。全国での感染症拡大により、暮らしや経済など私たちの生活に大きな影響を及ぼしております。市民一人ひとりの感染予防に対する取組をはじめ、医療関係者など多くの方々のご尽力に感謝を申し上げます。 市におきましては、令和2年2月28日に宮古市新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、情報収集と感染防止に対する対策、市民啓発に努めてまいりました。4月1日には宮古市新型コロナウイルス感染症暮らし経済対策本部を設置し、市民生活の安定と事業者への経済対策に取り組んでまいりました。 誰一人取り残さない、この思いの下、国・県の施策に加え、急激に落ち込んだ経済への対策として、事業継続給付金事業家賃支援事業事業収益確保事業などによる事業者への支援、観光客の激減に伴う対策として、宿泊施設等緊急支援事業により宿泊事業者や交通事業者への支援、宿泊施設の利用を促進するためのみやこ宿泊割などの実施、消費喚起策として、2度のプレミアム商品券発行や新たな販路拡大等のため、みやこ de Ku-Beによる情報発信の強化、子育て世帯を支援するため、新生児特別定額給付金児童扶養手当受給対象者特別給付金の支給、商品券配布事業の実施など宮古市独自の施策を講じてまいりました。 また、親元を離れて暮らす学生も宮古市民の一員であり、いつまでも応援したいという強い思いの下、修学継続支援金の支給や奨学資金の拡大、特産品を届けるウミネコミヤコの潮風便などを実施してまいりました。今後も市民生活を守り抜く取組を進めてまいります。 昨年12月、夢にまで見た新区界トンネルが開通をいたしました。これまで多くの先人たちが心血を注いできた交通難所の解消がついに達成され、万感胸に迫るものがありました。ご尽力いただいた全ての皆様への感謝に堪えません。 東日本大震災を契機として整備が進められている復興支援道路宮古盛岡横断道路」は3月中に、復興道路「三陸沿岸道路」は本年中の全線開通が見込まれています。本市から盛岡市、八戸市、仙台市までの移動時間・距離が大幅に短縮され、物流や交流の促進のほか、救急搬送や救急物資の輸送など命の道としての恩恵が一層もたらされます。 そのほか、昨年7月には三陸沿岸道路宮古中央ジャンクションから田老真崎海岸インターチェンジ宮古盛岡横断道路の宮古港インターチェンジから宮古中央インターチェンジ、12月には国道340号押角トンネルの開通、本年1月には県道重茂半島線の完工など、高速交通ネットワークが飛躍的に進展した1年でもありました。 令和2年度はコロナ禍により様々な活動が制限されるなど、厳しい1年となりました。一方、こうした中にあってまちの活性化につながる新たな取組が動き出しております。その代表例として、宮古トラウトサーモンとホシガレイが初出荷を果たしました。市場や消費者の評価も高く、今後の取組に大きな弾みとなりました。宮古漁業協働組合はじめ関係者の皆様と連携し、ブランド化の確立と水揚げ増大に努めてまいります。港町宮古の象徴であります鍬ヶ崎地区におきましては、地域主体による鍬ヶ崎元気市がスタートいたしました。震災により大きな被害を受けた同地区で、かつてのにぎわいを取り戻す試みが、住民自らの手により生み出されたことを頼もしく感じております。この元気市が定着し、他地区にも波及するよう支援をしてまいります。また、宮古商工会議所が市内事業者とともに取り組んだ宮古の味が恋しいわキャンペーンでは、通信販売による販路拡大が図られ、大きな成果を挙げました。今後も先駆的事業に対しまして支援をしてまいります。 この1月には58年間にわたり本市の観光のシンボルとして時代を築いてきた浄土ヶ浜遊覧船が惜しまれながら事業を終了いたしました。市内外から継続を望む多くの声をいただいたことから、公設民営方式による遊覧船事業の再開に向け、関係機関と協議を進めております。令和4年度からの新たな船出に向け、官民一体となって取り組んでまいります。 このコロナ禍の中、従来の考え方にとらわれない取組としてデジタル技術の活用など、行動の変化が求められております。一歩先んじる姿勢で変革の波を乗り切ってまいります。 市長就任以来、改革と挑戦の姿勢の下、市民との対話を重視しながら公正・公平・公開を信条に市民総参加による官民一体となったまちづくりに取り組んでおります。多様化する行政需要に的確に対応するとともに、財政収支の均衡に努め、施策の選択と集中を行ってまいります。経常経費の縮減はもちろん、新たな投資などに取り組み、総合計画に掲げる都市の将来像「「森・川・海」とひとが調和し共生する安らぎのまち」実現のため、持続可能なまちづくりを市民の皆様とともに進めてまいります。 東日本大震災、平成28年台風第10号、令和元年台風第19号などの災害からの復旧・復興を進め、被災された方々の心のケアやコミュニティ支援に引き続き取り組んでまいります。令和3年度におきましては、次の事項を柱に据えてまいります。 新型コロナウイルス感染症対策につきましては、引き続き感染予防に対する知識の普及・啓発を図ります。国保診療所や休日急患診療所における検査体制を確保するとともに、地域外来・検査センターを継続して運営してまいります。ワクチン接種への対応といたしまして、1月28日、宮古市新型コロナウイルス感染症対策本部新型コロナウイルスワクチン接種対策班を設置いたしました。全庁を挙げて万全な体制を整え、迅速に対応してまいります。今後も市内経済の動向を注視しながら、時機を逸することなく、暮らし・経済対策にも全力で取り組んでまいります。 人口減少に伴い厳しさを増す財政状況に対し、適正な市政運営を図るための財源を確保していくことが必要であります。本市全体のエネルギー購入費用は年間約100億円と推計され、そのほとんどが市域外へ流出をいたしております。地域資源を活用した再生可能エネルギーの地産地消により、これまで流出していたエネルギーに関わる費用を市域内にとどめる地域内経済循環を推進してまいります。 再生可能エネルギー事業の推進に当たりましては、市民や市内事業者が主役となるよう、官民が連携して取り組まなければなりません。市民や有識者等からなる第三者組織を設置するなど、幅広く市民の意見を取り入れながら地域主体による再生可能エネルギー事業の導入に向けた推進計画を策定してまいります。あわせて、庁内組織体制を整備し、具体的な取組を横断的に推進してまいります。再生可能エネルギー事業による収益を地域の課題解決に活用する仕組みの構築に向け、ドイツのシュタットベルケをモデルとした宮古版シュタットベルケの実現を目指します。その一歩といたしまして、発電事業や電力供給事業に対する出資を通して、市も主体的に参画し、再生可能エネルギーの地産地消の取組を先導してまいります。 本市の公共交通は広い市域をつなぎ、経済活動や市民生活を支える市民共有の財産であります。今後、高齢社会が進展していく中で、公共交通の必要性はますます高まります。また、公共交通の利用は環境負荷を低減させ、省エネルギーの推進にも大きく貢献をいたします。このことから、より一層市民の利用を促進し、次世代へと継承していく必要があります。 宮古市地域公共交通網形成計画に掲げる基本方針「みんなでつくる みんながつながる 公共交通」の実現のため、通学や通院、外出などの生活交通の維持や公共交通空白地への対策など、各種施策を推進してまいります。また、宮古駅の跨線橋バリアフリー化に向け詳細設計を進めます。バスのキャッシュレス化などを支援し、誰もが利用しやすい環境を整えてまいります。 東日本大震災からの復旧・復興後の課題解決に向けた取組や令和元年台風第19号の災害対策を重点的に進める一方で、市債の新規発行を抑制し、健全で安定的な財政運営を目指した予算編成を行いました。一般会計当初予算総額は313億2,300万円となりました。このうち震災対応分が16億1,503万9,000円、台風関連分が10億9,452万5,000円、そのほか通常分が286億1,343万6,000円の計上となっております。このほか、国民健康保険介護保険事業などに係る特別会計当初予算額が145億737万8,000円、水道及び下水道事業に係る公営企業会計当初予算総額は49億8,997万1,000円で、全ての会計を合わせた予算の総額は508億2,034万9,000円といたしました。 総合計画における7つの基本施策の分野別に、新規事業など主な取組を説明させていただきます。 産業・経済・医療・防災など市民生活に欠くことのできないインフラ整備につきましては、市内道路整備を進め、橋梁、トンネル等の施設の長寿命化など安全で快適な都市基盤を整備してまいります。安全・安心で歩いて楽しいにぎわいのあるまちづくりを進めるため、令和5年度の完成を目指して市道末広町線の無電柱化に取り組んでまいります。 本年中に全線開通する三陸沿岸道路につきましては、整備効果が一層発揮されるよう、付加車線及びトイレ等休憩施設の設置やハーフインターチェンジのフル化など、機能強化について国に強く働きかけてまいります。 道路交通網の形成につきましては、事業区間の早期完成と宮古盛岡横断道路、国道340号、主要地方道重茂半島線の未改良区間の事業化について、早期着工について、国や県など関係機関に強く働きかけてまいります。 災害に強い港湾機能の強化は喫緊の課題であります。宮古港における耐震強化岸壁の整備と港内の高い静穏性の確保について、国・県に強く働きかけてまいります。 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により落ち込む市内経済の回復を図るため、事業の継続と雇用の維持を基本とし、事業者を支援してまいります。産業施策の中核である宮古市産業立市ビジョンをはじめ、農業、林業、水産業、工業、商業、観光、港湾の各分野別ビジョンを策定いたします。各産業分野別ビジョンに基づいた振興策とともに、分野を横断する産業間連携や6次産業化、新たなビジネスの創出、産業人材の確保や育成に取り組み、活力に満ちた産業立市を進めてまいります。 農業の振興につきましては、各地域の意向を基にした地域農業マスタープランの実現に向け、地域における中心的役割が見込まれる農業者の育成・確保を図ります。併せて集落営農や農業法人の育成を進め、農業所得の向上を目指してまいります。また、食の安全・安心や消費者の健康志向の高まりに対応した地産地消及び食育を推進し、農産物の供給量や自給率を増加させてまいります。 深刻化する野生鳥獣による農作物被害につきましては、電気牧柵の導入支援や市鳥獣被害対策実施隊の活動を強化し、被害の抑制に努めてまいります。さらに、ジビエを活用した食産業など新たな事業の調査研究を進めてまいります。 林業の振興につきましては、森林環境譲与税を活用し、林業就業者の育成のほか、森林環境教育を推進いたします。森林資源の適正な管理を目指し、森林所有者と民間事業者を仲介することで林業の成長産業化を図ります。また、再生可能エネルギー戦略の推進のため、豊富な森林資源を木質バイオマスエネルギーとして有効活用する方策について調査研究を進めてまいります。 水産業の振興につきましては、ワカメ、コンブやカキ、ホタテ、ウニ、アワビなど採介藻事業や栽培漁業、魚類養殖など「つくり育てる漁業」の一層の推進を図ってまいります。 宮古トラウトサーモンの海面養殖につきましては、種苗生産、中間育成、海面養殖の一貫した体制の構築のため、和井内養魚場の改修事業に着手をいたします。宮古トラウトサーモンとしてのブランド確立を図るため、生産及び販路拡大を図ってまいります。あわせて、ホシガレイの陸上養殖事業も着実な事業化を目指し取り組んでまいります。 養殖漁業者の減少や高齢化による生産量減少の解決と養殖を通した海洋教育の充実を図るため、県内自治体や各漁業協同組合と連携し、水産教育のセンタースクールとして岩手県立宮古水産高等学校への養殖科の新設に向けた取組を強化してまいります。また、宮古水産高等学校への市外からの学生受入れのため、下宿への補助を新設し、水産業の担い手確保を図ってまいります。 工業の振興につきましては、技術力向上、学生向けセミナー等、次世代の人材育成や企業の新たな取組を後押ししてまいります。また、企業が事業の安定的な経営環境を整え、災害などのリスクに対する事業継続力を強化する取組を支援してまいります。 雇用対策につきましては、地元定着の人材育成、地元就職の情報発信の両輪で企業の取組を支援してまいります。宮古公共職業安定所等の関係機関と連携し、多面的な情報発信により地元就職率の向上とU・Iターンの促進を図ってまいります。 商業の振興につきましては、対面販売のキャッシュレス化、ECサイトの取組を推進してまいります。また、中心市街地の顔である商店街におきましては、関係機関・団体と連携し、事業継続や新規創業の取組を支援してまいります。 企業誘致につきましては、道路交通網の整備効果を生かし、金浜産業用地の整備を進めてまいります。企業の新規立地や既存企業の増設の要望に応え、企業立地補助金等により新たな設備投資や雇用機会の拡大を支援してまいります。 食産業の支援につきましては、豊かな地域資源を生かし商品の高付加価値化を図るとともに、ECサイトなどの新たな販売手法の導入を後押しし、販路拡大と新規顧客の獲得を支援してまいります。 観光客誘致につきましては、コロナ禍における新たな観光形態を構築するため、地域内循環型観光であるマイクロツーリズムやリモートワークを行いながら余暇を楽しむワーケーションについて推進してまいります。 道の駅やまびこ館及び道の駅たろうにつきましては、遊具を設置し遊び場を提供することにより、親子連れにも魅力的なにぎわいの拠点を目指してまいります。 三陸ジオパークにつきましては、ジオガイドの養成を進めるとともに、岩手県や中部ブロック会議など関係機関と連携し、三陸地域の魅力を発信してまいります。 体験型観光につきましては、みちのく潮風トレイルを活用したトレッキングや浄土ヶ浜ナイトウォーク、地引網体験、重茂水産体験交流館えんやぁどっとでの水産加工体験など、本市ならではの体験メニューの提供に努めてまいります。 自然豊かな閉伊川流域の潜在的な観光資源を活用した体験型観光の構築を図るため、資源の調査や活用計画の策定を行ってまいります。また、区界高原の魅力を発信し交流人口の増加を図るため、トレッキングイベントなどの自然体験事業を行ってまいります。 港湾の振興につきましては、道路交通網の整備効果を生かし、港湾取扱貨物量の増加を目指したセールス活動を強化するなど、港湾の利用促進を図ってまいります。 宮蘭フェリー航路につきましては、利用ニーズの把握、環境整備及びセールス活動を戦略的に展開するなど、早期再開に向け、岩手県、室蘭市との取組を強化してまいります。 クルーズ船の誘致活動につきましては、乗船客が安心して宮古市、県内を訪れていただけるよう、新型コロナウイルス感染防止対策を講じ、受入れ態勢に万全を期してまいります。 令和3年度に埋立て工事が完了する出崎ふ頭につきましては、リアスハーバー宮古など既存施設との連携により、にぎわいの創出や海洋レクリエーション振興の拠点として利活用を図ってまいります。 人と自然が調和し、共生する生活環境を整備し、安全な市民生活の確保に努めるとともに、市民生活の向上を図ってまいります。本市が世界に先駆け宣言した「津波防災都市宣言」を踏まえ、国土強靱化地域計画を推進し、ハード・ソフト両面からの多重防災型の安全・安心なまちづくりに一層取り組んでまいります。 昨年、内閣府が発表した日本海溝・千島海溝沿いで想定される最大クラスの地震と津波に対する備えも着実に進めてまいります。 防災体制の充実につきましては、地域防災力の向上を図るため、自主防災組織の活動支援と防災士を養成してまいります。また、総合防災ハザードマップの作成や根井沢川への危機管理型水位計の設置を行ってまいります。 消防の充実につきましては、消防屯所等の改修を図り、消防水利やAEDを整備するほか、消防団員の処遇改善と消防団活動の啓発により消防団員の確保と活動環境の向上に努めてまいります。 災害記憶の伝承につきましては、津波遺構「たろう観光ホテル」を拠点とした学ぶ防災の活用とともに、市民交流センター内の防災プラザなどにおいて伝承活動を進めてまいります。災害関連資料の収集・保存に努め、史実を後世に伝え、震災の風化を防ぐ取組を行ってまいります。 住環境の整備につきましては、公営住宅の改修事業を実施するとともに、快適な住環境の提供と効率的な管理運営に取り組んでまいります。 空き家対策につきましては、危険空き家の解体、リフォーム補助等の拡充を行い、空き家の適切な管理や利活用を促進してまいります。 上水道事業につきましては、安定した給水を図るため、老朽化した排水管を更新し、水道施設老朽化更新基本計画に基づく施設整備を推進してまいります。また、津軽石・赤前地区におきましては、水源調査を含め施設の更新に取り組んでまいります。 下水道事業につきましては、汚水処理を適正に行うため、宮古浄化センター、宮古中継ポンプ場の整備を更新し、閉伊川水管橋耐震補強工事等の下水道管の長寿命化を図ってまいります。 また、豪雨等による浸水対策といたしまして、浸水対策基本調査を基に整備計画を策定し、河川のしゅんせつ、新川町及び藤原雨水ポンプ場を運用してまいります。 子育て支援につきましては、宮古市子ども条例の理念に基づき、子どもと子育て家庭への支援事業を進め、子どもの権利を守り健やかな成長を支えてまいります。 子ども・子育て幸せ基金の活用により、保育と子育て環境の改善と充実を図るほか、関係機関と連携し、要保護児童対策を強化してまいります。 特定不妊治療に係る治療費の助成を行うとともに、子育て世帯の経済的負担を軽減するため、幼児教育・保育の無償化、18歳以下の子どもの国保税均等割免除などの事業を引き続き行ってまいります。 令和3年度からは、中学生までの医療費助成を高校生等に拡大するとともに、妊産婦の医療費に係る自己負担額への助成を実施してまいります。 健康づくりの推進につきましては、健康寿命の延伸を目指し、全ての市民が住み慣れた地域で安心して生活できる「いきいき健康都市」の実現に取り組んでまいります。 日本体育大学の横山順一教授からご提案をいただきました「健康長寿を実践するための5カ条」の着実な普及を図ってまいります。また、健康増進や運動、健診受診への行動を促すため健康ポイント制の研究、市民が集い、気軽に健康づくりに取り組める健康公園の利用促進に努めてまいります。 旧宮古市役所庁舎跡地に整備を進める公園につきましては、東北初のインクルーシブ遊具を備えた誰もが集い、憩い、つながり、そして、にぎわう公園として8月の供用開始を目指してまいります。 健康診査や各種がん検診につきましては、受診率の向上と事後指導の充実に取り組んでまいります。 がん患者の支援につきましては、新たに医療用補正具購入費用の助成を行い、経済的負担の軽減を図り、治療と社会生活の両立を支援してまいります。 医療体制につきましては、医師及び看護師の確保のため、医師等養成奨学資金制度を継続して実施してまいります。 福祉の充実につきましては、令和3年度から5年度までを計画期間とする「第6期障がい者福祉計画」、「第2期障がい児福祉計画」を策定し、各種福祉サービスの充実や社会参加の促進を図ってまいります。 併せて、生活困窮やひきこもりなどをはじめとした様々な困り事を抱える市民一人ひとりに寄り添ってまいります。全ての市民が地域や家庭で安心して生活し、交流する地域福祉を推進いたします。 高齢者福祉につきましては、住み慣れた地域で尊厳ある暮らしが継続できるよう、「いきいきシルバーライフプラン2021」に基づき、介護や医療等のサービスを提供してまいります。 地域包括支援センターにつきましては、シルバーリハビリ体操などを活用しながら介護予防に努め、認知症の方及びその家族を対象とした見守り支援や交流の場づくりを推進してまいります。 国民健康保険事業につきましては、健全な経営を図るとともに、特定健康診査や特定保健指導の実施により疾病の早期発見、重症化予防に努めてまいります。 まちづくりの主体である地域自治組織や市民活動団体に対する支援を行うとともに、地域課題を共に解決するため、市民協働を引き続き推進してまいります。 男女共同参画につきましては、女性の参画機会の拡大と性差によらず個性と能力を生かせる社会の実現のため、第5次男女共同参画基本計画を策定いたします。 磯鶏地区の宮古市地域創生センターは4月にオープンをいたします。子どもから高齢者まで幅広い年代が集い、生涯学習や市民活動の交流拠点として活動が行われるよう取り組んでまいります。 国内都市との地域間交流につきましては、各都市との文化・風土・産業・経済や人事交流などを行い、相互の理解を深めてまいります。 多文化共生の推進につきましては、宮古市国際交流協会と連携し、国際交流や国際理解活動、在住外国人支援などの事業を推進してまいります。 本市が東京オリンピック・パラリンピックにおいて「復興ありがとうホストタウン」となったシンガポール共和国、ラグビーワールドカップを契機にホストタウンとなったナミビア共和国の両国と市民交流を行ってまいります。 移住定住の促進につきましては、移住相談フェアの開催や都市部住民と地元企業を複業でつなぐ取組を継続してまいります。また、高校生と協働して市内企業の特色を紹介するパンフレットを作成いたします。本市の魅力を市内外に発信し、移住定住・関係人口の創出を図ってまいります。 郷土の自然や歴史を学び、郷土を愛する気持ちを深め、夢や希望を持ち未来へ歩む「人づくり」による教育立市を進めてまいります。 子どもの教育環境、学習指導体制を構築し、社会を生き抜くための「生きる力」を育む学校教育の充実を図ってまいります。 社会の変化に対応した授業を展開するため、学校の情報通信技術、ICT環境の整備を推進いたします。 学習環境の充実を図るため支援員を配置し、子ども一人ひとりの学習到達状況に応じた支援に努めてまいります。 学校運営協議会制度、コミュニティスクールを新設するなど、学校・家庭・地域が一体となった特色ある学校づくりに取り組んでまいります。 生涯を通じ学び続けることができる生涯学習環境の整備を推進し、市民誰もが健康で活力に満ちた生活を営むことができるよう、スポーツや文化の振興に取り組んでまいります。詳細につきましては、宮古市教育行政方針で教育長が説明をいたします。 市民主権、市民自治のさらなる進展のために自治基本条例に基づく参画と協働のまちづくりを進めてまいります。 成果や達成度を検証し、最小限の投資で最大限の効果を得るため、行政評価を実施いたします。 公共施設等の維持管理につきましては、公共施設等総合管理計画に基づき、計画的な管理や更新、統廃合を進めるとともに、遊休施設の利活用などに取り組んでまいります。 国が進める行政のデジタル化に合わせた電子市役所化を推進し、手続の簡素化や情報公開によるサービスの向上など行政運営の効率化を進めてまいります。また、スマートフォン等を活用した市税や使用料等のキャッシュレス決済を導入してまいります。 職員数の適正管理に努め、各種研修の実施により一人ひとりの持つ能力を伸ばし、主体的に行動し変化に対応できる人材の育成を図ってまいります。 東日本大震災から10年の節目を迎えます。これまで市民一丸となって度重なる災害から立ち上がり、復興の歩みを一歩ずつ着実に進めてまいりました。 こうした中、本市にとっては東日本大震災、その後の2度の台風災害に並ぶほどの大災害とも言える新型コロナウイルスの流行により、私たちの生活や働き方、考え方に大きな変革が求められております。新しい生活様式に沿った暮らしや経済活動、急速に進むデジタル化の波など劇的な社会変化に対応し、新しい時代・新しい宮古に向けて次のステージへ進んでいかなければなりません。 コロナ禍にあって、事業者の皆様にはテイクアウトサービスやインターネット販売など、新たな取組にチャレンジしていただきました。検温、手指消毒の徹底、マスクの着用、換気設備への投資など、それぞれが工夫を凝らして市内経済を支えていただきました。感謝申し上げます。 今後も感染予防、暮らしと経済の両立に全力で取り組んでまいります。誰一人取り残さない。宮古市民ワンチーム。一致団結してこの危機を乗り越えてまいりましょう。 地域に豊富に存在する再生可能エネルギー資源の活用により、地域外へ流出するエネルギー対価を地域内にとどめることで持続可能な地域経済の構築を図ってまいります。 広い市域、各地域の拠点を公共交通でつなぐ、これは宮古市におけるコンパクトなまちづくりの考え方です。駅を中心としたまちづくり、各地域拠点には交通結節点を設け、持続可能な公共交通を構築してまいります。 基本姿勢に掲げたように、新型コロナウイルス感染症対策再生可能エネルギー、公共交通を柱にSDGsに掲げる持続可能な社会を形成してまいります。 本市のあるべき姿、「安定した仕事を持って、子どもを幸せに育てられるまち」を目指し、「宮古創生」持続可能なまちの実現へ、共に力強く前に進んでまいりましょう。 今議会には、令和3年度当初予算とともに関係議案等、いずれも宮古市の経営上重要な案件を提出させていただいております。よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、経営方針の説明とさせていただきます。 ご清聴ありがとうございました。 ○議長(古舘章秀君) これで宮古市経営方針についての説明を終わります。----------------------------------- △日程第4 令和3年度宮古市教育行政方針について ○議長(古舘章秀君) 日程第4、令和3年度宮古市教育行政方針について、教育長の説明を求めます。 伊藤教育長。     〔教育長 伊藤晃二君登壇〕 ◎教育長(伊藤晃二君) 令和3年3月市議会定例会議の開会に当たり、令和3年度の宮古市教育行政方針について申し述べます。 教育を取り巻く社会情勢は、少子高齢化、高度情報化及びグローバル化の進展、価値観の多様化や子どもの安全確保の問題、厳しい経済環境等を背景に大きく変化しています。また、全国的な新型コロナウイルス感染症拡大は、「新しい生活様式」の実践など学校を含めた社会全体の生活に大きな影響を及ぼしております。 このような状況において、持続可能な地域社会を形成していくためには、郷土を思い、愛し、自己実現のための夢や希望を持ち歩んでいく人づくりが求められています。今を生きる市民一人ひとりの多様な学びが次世代に伝わりつながっていくことが重要です。 宮古市総合計画、宮古市の教育の振興に関する大綱及び宮古市教育振興基本計画に掲げる「郷土を誇り次代につなぐ人づくり」の実現に向けて、教育行政を着実に推進してまいります。 児童・生徒が社会を生き抜くための「生きる力」を育む学校教育の充実を図るとともに、誰もがその個性を伸ばしながら学び続けることができる生涯学習環境を整備してまいります。それぞれのライフスタイルに応じた生涯スポーツに取り組める環境づくりと各種競技スポーツの振興を図ってまいります。 貴重な文化財を保存・活用し、後世に伝え残すための施策を展開するとともに、地域の歴史や芸術・文化への理解を深め、地元への愛着や誇りの醸成を図ってまいります。 以上の基本方針を踏まえ、令和3年度の教育施策は次の事項に重点を置いて取り組んでまいります。 学校教育の充実につきましては、学習指導要領において求められている「子供たちが未来社会を切り拓くための資質・能力の育成」を見据え、「確かな学力」、「豊かな心」、「健康な体」の調和の取れた生きる力を育む教育を一層推進するとともに、教育環境を整えてまいります。 「確かな学力」を育む教育の推進につきましては、小学校の全学年と中学校1年、2年生において学力調査を実施し、学力の実態把握と分析を行い、知識及び技能の習得と思考力・判断力・表現力等を育むための授業改善につなげてまいります。 小学生の学習習慣や基礎学力の定着に向け、放課後の学習活動支援を行う「放課後学習支援事業」を全小学校に拡充し、子供の学びの充実を図ってまいります。また、教職員の授業力向上を図り、授業改善を推進するため、同一中学校区の小・中学校が連携した「みやこ学力向上ネットワーク事業」を実施してまいります。 「豊かな心」を育む教育の推進につきましては、教科の枠組みを越えて地域教材を積極的に活用し、森・川・海の自然を大切にする心、防災意識を高めるなど先人が築いてきた「ふるさと宮古」に誇りを持つことができる児童・生徒を育成してまいります。 姉妹都市である沖縄県多良間村、友好交流都市である秋田県大仙市との交流・体験学習を通して、児童・生徒の相互理解を深めてまいります。 三陸鉄道を利用した震災遺構の見学などを通して防災意識を高め、自己、他者の命を守る防災教育を一層充実してまいります。 再生可能エネルギーの学習機会を設け、市長部局や関係機関と連携した環境・エネルギー教育を実施してまいります。また、地元産業に関する理解を得るため、体験活動をはじめとしたキャリア教育の充実を図ってまいります。 「健康な体」を育む教育の推進につきましては、「自分の健康は自分で守る」という意識づけにつながる保健活動、健康教育を推進してまいります。 児童・生徒の運動習慣の定着を図るため、1日に60分以上運動やスポーツに取り組む「元気・体力アップ60運動」を実施してまいります。また、児童・生徒の生活習慣の形成を図りながら、学齢期における虫歯予防のためフッ化物洗口など健康教育の取組を推進してまいります。 小規模化していく部活動の充実と体力の向上を図るため、「宮古・JHSパワーアップ作戦」により、合同での部活動を支援してまいります。 障がいや教育上支援が必要な児童・生徒につきましては、自立や社会生活に必要な力を養うため、小・中学校に特別支援教育支援員、就学支援相談員等を配置し、一人ひとりに寄り添った支援をしてまいります。 教育相談・支援体制につきましては、教育研究所を拠点とし、児童・生徒の心のケアと不登校・不適応対策の充実を図ってまいります。また、「魅力ある学校づくり調査研究事業」を継続し、組織的・効果的な小中連携の取組を推進してまいります。 教育環境の充実につきましては、学校・家庭・地域が一体となった特色ある学校づくりに向けた学校運営協議会を設立し、保護者や地域住民が参画する「地域とともにある学校づくり」を推進してまいります。 高校、大学等への進学者に対しては奨学金制度の周知を図り、経済的な理由で就学を諦めることのないように個々の学生の状況に応じた支援に努めてまいります。 情報社会に対応するため、授業展開に応じたICTの活用や緊急時の学びを保障する体制を構築してまいります。また、専門的な助言、指導を行うICT支援員の派遣や教職員の資質向上を図る研修を実施してまいります。 子どもの安全・安心な学習環境の向上を図るため、学校施設の改修工事等を実施してまいります。 現在及び将来の子どもたちにとってよりよい教育環境への改善が求められております。保護者や地域の方々と課題を共有し、十分な協議の下、学校の適正配置を進めてまいります。 生涯学習の推進につきましては、市民が生涯を通じて「いつでも・どこでも・誰でも」自分にふさわしい方法で自由に学習機会を選択して学び、その成果を地域の発展や社会参加活動に生かすことができる生涯学習環境づくりを関係団体との連携・協働により進めてまいります。 推進体制の充実につきましては、市民の学習活動に対する関心の多様化や高度化に応えるため、生涯学習推進本部を中心に市民が生涯にわたっていつでもどこでも自由に学習機会を選択できる環境づくりを進めてまいります。 学んだ知識や技能などを生かした社会参加を促進するため、生涯学習ボランティア講座を実施し、ボランティアの育成とスキルを生かす場の拡充を図ってまいります。 学習環境の整備につきましては、施設を活用した市民の主体的な学習活動を支援するため、施設間のネットワークを充実させ、市民の学習機会の拡大を図ってまいります。 令和元年台風第19号で被災した中央公民館につきましては、市民交流センターにその機能を位置づけ、市民交流センターと一体となって市民の生涯学習活動の推進と施設の利用促進を図ってまいります。 「読書まち宮古」の推進につきましては、市民が広い視野と豊かな心を育むため、幼い頃からの読み聞かせにより親子の触れ合いを深める機会でもあるブックスタート事業を実施してまいります。また、図書館奉仕員を小・中学校に派遣し、学校図書館支援員と連携して学校での読書活動を推進してまいります。 市立図書館におきましては、図書資料の充実はもとより、インターネットを通じての図書検索サービスの活用を促すなど、本に親しむ拠点としてあらゆる市民が利用しやすいようにサービスの充実を図ってまいります。あわせて、学校の授業に沿ったセット貸出しや高齢者施設などへの巡回貸出し、おはなし会など市民がより本に触れることができる読書環境づくりを推進してまいります。 学校・家庭・地域の連携と協働につきましては、学校を核とした地域づくりの活動を支援し、地域の大人が子どもの健やかな成長を支える体制を構築してまいります。 家庭及び青少年の学習活動の支援につきましては、主体的に学ぶ人間性と心豊かな青少年を育てるため、体験や創作活動といった子どもの成長に合わせた学習機会の提供と相談体制を充実してまいります。 成人の学習活動の支援につきましては、市民の多様化・高度化する学習ニーズに応えるため、生涯学習の機会を提供してまいります。 高齢者が楽しく、生きがいを持ち、充実した生活を享受できるよう、「社会経験者大学」等を開設してまいります。 生涯学習関係団体の支援につきましては、生涯学習やまちづくりなどに自主的に活動している団体に対し、支援を行ってまいります。 スポーツ・レクリエーションの振興につきましては、市民が健康で明るく活力に満ちた生活を送ることができるよう、いつでも気軽にスポーツ・レクリエーションに取り組むことができる環境づくりを進めてまいります。 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会につきましては、組織委員会や岩手県と連携し、聖火リレー、聖火フェスティバルを実施してまいります。また、「復興ありがとうホストタウン」となったシンガポール共和国、ラグビーワールドカップを契機にホストタウンとなったナミビア共和国の出場選手を市民を挙げて応援してまいります。同様にシンガポールのホストタウンとなっている陸前高田市や在東京ナミビア大使館とも連携し、ポストオリパラも見据えた市民交流に取り組んでまいります。 推進体制の充実につきましては、一般財団法人宮古市体育協会、スポーツ推進委員、協定を締結している大学や関係団体等と連携・協働し、生涯スポーツの振興と推進体制の充実を図ってまいります。 指導者等の確保・育成につきましては、幅広い世代による生涯スポーツ振興のため、新たに高校生が「指導者サポーター」として登録できるよう、スポーツ・レクリエーション活動の指導者を登録するリーダーバンクを拡充してまいります。 スポーツを「する」「見る」に加えて「支える」楽しさを市民及び市内の企業等へ広げる取組を進めるため、スポーツイベントへボランティア参加できる登録制度を創設してまいります。 活動機会の提供につきましては、市民のスポーツ・レクリエーション活動の推進を図るため、宮古サーモン・ハーフマラソン大会、三陸シーカヤックマラソン大会、宮古湾カッターレースの開催を支援するとともに、学校施設を開放し、活動機会を提供してまいります。 選手の育成・強化につきましては、「日本体育大学との体育・スポーツ振興に関する協定」に基づき、市民の健康寿命の延伸につながる「スポーツ・健康づくり事業」を実施してまいります。 競技スポーツにおける選手強化を推進するため、ジュニア世代の育成と競技力の向上を図ってまいります。また、児童・生徒の全国大会などへの参加経費を補助してまいります。 野外活動センターの活用につきましては、田代地区の振興を含めた活用方針を地元と協議してまいります。 文化の振興につきましては、ゆとりと潤いのある心豊かな生活の実現を図るため、広く市民が芸術文化に親しむことができるよう、優れた芸術の鑑賞機会の提供と創作活動などができる環境づくりを推進してまいります。 芸術文化の推進につきましては、市民に芸術鑑賞及び創作発表の機会を数多く提供するとともに、東日本大震災後、市民の心の復興を後押ししてきたみやこ復興寄席や佐渡裕さんとスーパーキッズオーケストラによる公演などの事業を実施してまいります。また、創造的で文化的な表現活動に積極的に取り組んでいるみやこ市民劇実行委員会への支援をしてまいります。 市民の芸術文化活動を振興するため、宮古市芸術文化協会の活動を支援するとともに、児童・生徒の全国大会などへの参加経費を補助してまいります。 文化財の保存と活用につきましては、未指定を含む重要な文化財を次世代へ継承するために協議会を設置し、文化財の保存と活用に関する中長期的な取組を定める文化財保存活用地域計画を策定してまいります。また、崎山貝塚縄文の森ミュージアム及び北上山地民俗資料館では、それぞれの特色ある所蔵資料を活用した特別企画展や体験講座等の企画を展開してまいります。宮古の歴史と文化財に関する情報を発信し、利用者の増加による交流人口の拡大に努めてまいります。 さらに、後継者不足のため消滅のおそれのある郷土芸能の映像記録保存に取り組み、地域文化を後世に伝えるとともに、郷土芸能団体の活動を支援してまいります。 市史の継承につきましては、埋蔵文化財や近世・近代の古文書、民俗文化財など多様な文化を調査・保存することにより、地域の歴史文化の顕彰に努めてまいります。 東日本大震災から間もなく10年を迎えます。震災後も大きな自然災害が発生していることから、震災の教訓を生かし、自らの生き方を考える復興教育を充実してまいります。災害により被災した世帯の児童・生徒の就学支援や心身のケアを継続して実施してまいります。 今後も教育行政の核である児童・生徒、保護者、地域、そして、市民の視点に立って連携・協働を深め、未来を見据えながら「教育立市」の推進に力強く進んでまいります。議員各位及び市民の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 以上、令和3年度の教育行政方針の説明とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(古舘章秀君) これで宮古市教育行政方針についての説明を終わります。-----------------------------------
    △日程第5 報告第1号 道路の管理に関する事故の専決処分について ○議長(古舘章秀君) 日程第5、報告第1号 道路の管理に関する事故の専決処分についてを議題とします。 内容の説明を求めます。 菊池企画部長。     〔企画部長 菊池 廣君登壇〕 ◎企画部長(菊池廣君) 道路の管理に関する事故の専決処分について読み上げて報告させていただきますので、報告1の1ページをお開き願います。 報告第1号 道路の管理に関する事故の専決処分について。 道路の管理に関する事故の損害賠償に関し、その損害賠償の額の決定及びこれに伴う和解について、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、次のとおり専決処分したから、同条第2項の規定により報告するものでございます。 1、専決処分した年月日、令和3年1月18日。 2、損害賠償の相手方、記載のとおりでございます。 3、損害賠償の額、7万5,581円。 4、和解の内容。(1)本件事故に関し宮古市は、損害賠償金として、相手方に対し上記金額を支払う。(2)上記金額のほか、宮古市及び相手方に一切の債権債務関係がないことを確認する。 5、損害賠償の原因。令和2年8月30日午後0時40分頃、宮古市古田第1地割地内、市道三ツ石西家線において、損害賠償の相手方が自動車で走行した際、右側の斜面から直径30cm程度の石が転がり落ちたことにより、当該車両前方のバンパー及び車両下部の燃料タンクを損傷させたものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 被害者の方におわび申し上げますとともに、より一層の道路の安全な維持管理に努めてまいります。 以上、ご報告申し上げます。 ○議長(古舘章秀君) 説明が終わりました。 本件については、議会が委任している事項でございますが、何かございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古舘章秀君) なければ、本件はこれで終わります。----------------------------------- △日程第6 報告第2号 公用車の事故に関する専決処分について ○議長(古舘章秀君) 日程第6、報告第2号 公用車の事故に関する専決処分についてを議題とします。 内容の説明を求めます。 芳賀危機管理監。     〔危機管理監 芳賀直樹君登壇〕 ◎危機管理監(芳賀直樹君) 公用車の事故に関する専決処分について報告いたしますので、報告2の1ページ、報告第2号をお開きください。 公用車の事故に関する専決処分について読み上げて報告いたします。 報告第2号 公用車の事故に関する専決処分について。 公用車の事故に関する損害賠償に関し、その損害賠償の額の決定及びこれに伴う和解について、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、次のとおり専決処分をしたから、同条第2項の規定により報告する。 1、専決処分した年月日、令和3年1月26日。 2、損害賠償の相手方、記載のとおりでございます。 3、損害賠償の額、18万756円。 4、和解の内容。(1)本件事故に関し宮古市は、損害賠償金として、相手方に上記金額を支払う。(2)上記金額のほか、宮古市及び相手方は本件に関し、裁判上または裁判外において一切異議請求の申立てをしないものとする。 5、損害賠償の原因。令和2年7月20日午後0時10分頃、宮古市古田第1地割地内、国道106号古田トンネル内において、宮古市役所に向かって走行中、前方不注意により、前を走行していた相手方車両に接触した。その事故により、相手方車両の同乗者である損害賠償の相手方が不調を訴えたため、治療を続け、その後治癒したものであります。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 以上、報告いたします。 本件事故の発生状況と物損の部分に係る損害賠償の額の決定及びこれに伴う和解の専決処分につきましては、令和2年10月9日に議会へ報告しておりますが、相手方の車両の同乗者である損害賠償の相手が不調を訴えたため、治療を続け、その後治癒したことから対人部分に係る損害賠償の額の決定及びこれに伴う和解の専決処分につきまして今回報告するものでございます。 なお、宮古市が負担いたします損害賠償金につきましては、全額自動車損害賠償責任保険から補填されます。 今後におきましては、同様の事故が起きないよう、公用車の使用に関し細心の注意を払い、より一層の安全運転に努めてまいります。申し訳ございませんでした。このたびの事故につきましては、相手の方におわび申し上げますとともに、道路交通法規の遵守や安全運転の励行を徹底いたしまして、交通事故の防止に努めてまいります。 ○議長(古舘章秀君) 説明が終わりました。 本件については、議会が委任している事項でございますが、何かございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古舘章秀君) なければ、本件はこれで終わります。----------------------------------- △日程第7 議案第1号 令和3年度宮古市一般会計予算 △日程第8 議案第2号 令和3年度宮古市国民健康保険事業勘定特別会計予算 △日程第9 議案第3号 令和3年度宮古市国民健康保険診療施設勘定特別会計予算 △日程第10 議案第4号 令和3年度宮古市後期高齢者医療特別会計予算 △日程第11 議案第5号 令和3年度宮古市介護保険事業特別会計予算 △日程第12 議案第6号 令和3年度宮古市介護保険サービス事業勘定特別会計予算 △日程第13 議案第7号 令和3年度宮古市農業集落排水事業特別会計予算 △日程第14 議案第8号 令和3年度宮古市漁業集落排水事業特別会計予算 △日程第15 議案第9号 令和3年度宮古市浄化槽事業特別会計予算 △日程第16 議案第10号 令和3年度宮古市魚市場事業特別会計予算 △日程第17 議案第11号 令和3年度宮古市墓地事業特別会計予算 △日程第18 議案第12号 令和3年度宮古市山口財産区特別会計予算 △日程第19 議案第13号 令和3年度宮古市千徳財産区特別会計予算 △日程第20 議案第14号 令和3年度宮古市重茂財産区特別会計予算 △日程第21 議案第15号 令和3年度宮古市刈屋財産区特別会計予算 △日程第22 議案第16号 令和3年度宮古市水道事業会計予算 △日程第23 議案第17号 令和3年度宮古市下水道事業会計予算 △日程第24 議案第18号 令和2年度宮古市一般会計補正予算(第16号) △日程第25 議案第19号 宮古市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 △日程第26 議案第20号 宮古市空家等の適正管理に関する条例の一部を改正する条例 △日程第27 議案第21号 宮古市東日本大震災復興交付金基金条例を廃止する条例 △日程第28 議案第22号 宮古市まち・ひと・しごと創生推進基金条例 △日程第29 議案第23号 宮古市男女共生推進センター条例を廃止する条例 △日程第30 議案第24号 平成28年台風第10号豪雨災害の被災者に対するへき地保育所、児童館及び学童の家の使用料の免除に関する条例の一部を改正する条例 △日程第31 議案第25号 宮古市介護保険条例の一部を改正する条例 △日程第32 議案第26号 宮古市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 △日程第33 議案第27号 宮古市勤労青少年ホーム条例を廃止する条例 △日程第34 議案第28号 宮古市火入れに関する条例の一部を改正する条例 △日程第35 議案第29号 宮古市消防団条例の一部を改正する条例 △日程第36 議案第30号 日出島地区養殖場災害復旧(元災暫第1号)工事の請負契約の締結に関する議決の変更に関し議決を求めることについて △日程第37 議案第31号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて △日程第38 議案第32号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて △日程第39 議案第33号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて △日程第40 議案第34号 公の施設の指定管理者の指定に関する議決の変更に関し議決を求めることについて △日程第41 議案第35号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて △日程第42 議案第36号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて △日程第43 議案第37号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて △日程第44 議案第38号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについて △日程第45 議案第39号 市道路線の廃止について △日程第46 議案第40号 市道路線の認定について ○議長(古舘章秀君) 日程第7、議案第1号 令和3年度宮古市一般会計予算から日程第46、議案第40号 市道路線の認定についてまでの40件を一括議題とします。 それぞれ所管部ごとに提案理由の説明を求めます。 中嶋総務部長。     〔総務部長 中嶋 巧君登壇〕 ◎総務部長(中嶋巧君) 総務部が所管いたします予算及び条例案合わせて6件の議案について、一括してご説明いたします。 初めに、令和3年度宮古市予算書の1ページをお開き願います。 議案第1号 令和3年度宮古市一般会計予算についてご説明をいたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ313億2,300万円と定めるものでございます。 第2条は、債務負担行為をすることができる事項、期間及び限度額を定めるものでございます。 第3条は、地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものでございます。 第4条は、一時借入金の最高額を定めるものでございます。 第5条は、歳出予算の流用について、各項間の流用を定めるものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 それでは、概要について歳入歳出予算事項別明細書によりご説明いたしますので、8ページ、9ページをお開き願います。 一般会計の令和3年度当初予算額は313億2,300万円で、令和2年度当初予算額と比較し36億4,400万円の減額となるものでございます。 初めに、歳入からご説明いたしますので、8ページの上段の表をご覧ください。 この表は、一般会計の歳入を款別に表したものでございます。 表の左側の本年度の予算額をご覧願います。 1款市税53億148万7,000円は、収入見込み額を計上するものでございます。 2款地方譲与税3億3,490万円から11款地方交付税103億1,447万2,000円までは、それぞれ国の地方財政計画などに基づいて計上するものでございます。 12款交通安全対策特別交付金500万円から14款使用料及び手数料4億3,104万6,000円までは、収入見込み額を計上するものでございます。 15款国庫支出金48億7,526万2,000円及び16款県支出金20億2,199万1,000円は、各事務事業に充当いたします補助金等の収入見込み額を計上するものでございます。 17款財産収入6,036万2,000円は、収入見込み額を計上するものでございます。 18款寄附金1億8,030万3,000円は、ふるさと寄附金等を計上するものでございます。 19款繰入金は各基金からの繰入れで、20億4,985万7,000円を計上するものでございます。 20款繰越金は、整理科目でございます。 21款諸収入6億7,028万5,000円は、収入見込み額を計上するものでございます。 22款市債は30億6,120万円で、主に投資的経費に充当いたします市債のほか、臨時財政対策債を計上するものでございます。 以上が一般会計歳入の概要でございます。 次に、歳出をご説明いたしますので、下段の表をご覧願います。 この表は、一般会計の歳出を款別に表したものでございます。 表の左側の本年度の予算額をご覧願います。 1款議会費は2億2,081万8,000円で、主なものは議員報酬及び職員の人件費でございます。 2款総務費は44億2,323万2,000円で、主なものは徴税、戸籍、選挙等事務経費などのほか、被災者住宅再建支援事業費、復興業務に当たる派遣職員費などの災害対応経費を計上するものでございます。 3款民生費は100億3,259万8,000円で、主なものは障害者福祉、児童福祉、生活保護に係る経費、国保、介護保険などの特別会計に対する繰出金、後期高齢者医療広域連合に対する負担金などを計上するものでございます。 4款衛生費は23億3,399万2,000円で、主なものは各種健康診査及び予防接種の経費などを計上するものでございます。 5款労働費は6,413万3,000円で、主なものは勤労者の生活資金等預託金及び雇用対策事業費を計上するものでございます。 6款農林水産業費は14億9,560万4,000円で、主なものは農林水産業振興事業費、国土調査事業費、漁港整備費、特別会計の農業及び漁業集落排水事業への繰出金などを計上するものでございます。 7款商工費は11億3,781万4,000円で、主なものは商工業及び観光の振興事業費、中小企業振興対策預託金などを計上するものでございます。 8款土木費は26億9,110万6,000円で、主なものは道路整備事業費、港湾振興費、公営企業会計の下水道事業への負担金などを計上するものでございます。 9款消防費は16億5,805万円で、主なものは防災行政無線管理費、消防ポンプ自動車整備費、各消防団の運営費などを計上するものでございます。 10款教育費は25億8,847万1,000円で、主なものは小・中学校をはじめとした各教育施設の管理運営費、小・中学校校舎等の改修費などのほか、被災児童・生徒に対する就学援助事業費や教育支援金事業費など災害対応経費を計上するものでございます。 11款災害復旧費は9億7,494万1,000円で、令和元年台風第19号で被災した公共土木施設及び林業施設の災害復旧事業費を計上するものでございます。 12款公債費は36億7,224万円で、長期債元利償還金を計上するものでございます。 13款諸支出金は、整理科目でございます。 14款予備費は、3,000万円を計上するものでございます。 以上が一般会計歳出の概要でございます。 なお、令和3年度の当初予算は、東日本大震災からの復旧・復興後の課題解決に向けた取組や令和元年台風第19号の災害対策を重点的に進める一方で、起債の新規発行を抑制し、健全で安定的な財政運営を目指した予算編成を行ったところでございます。また、総合計画に掲げる都市の将来像「「森・川・海」と人が調和し共生する安らぎのまち」の実現に向けた取組を着実に実施するものとしております。 次に、予算書の321ページをお開き願います。 議案第12号 令和3年度宮古市山口財産区特別会計予算についてご説明いたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ26万5,000円と定めるものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 それでは、概要について歳入歳出予算事項別明細書によりご説明いたしますので、324ページ、325ページをお開き願います。 山口財産区特別会計の令和3年度当初予算の総額は、歳入歳出それぞれ26万5,000円で、歳入の主なものは土地の貸付料、歳出の主なものは財産区財産管理委員会に対する運営費補助金でございます。 次に、予算書の331ページをお開き願います。 議案第13号 令和3年度宮古市千徳財産区特別会計予算についてご説明いたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ26万5,000円と定めるものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 それでは、概要について歳入歳出予算事項別明細書によりご説明いたしますので、334ページ、335ページをお開き願います。 千徳財産区特別会計の令和3年度当初予算の総額は、歳入歳出それぞれ26万5,000円で、歳入の主なものは基金からの繰入金、歳出の主なものは財産区財産管理委員会に対する運営費補助金でございます。 次に、予算書の341ページをお開き願います。 議案第14号 令和3年度宮古市重茂財産区特別会計予算についてご説明いたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6万5,000円と定めるものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 それでは、概要について歳入歳出予算事項別明細書によりご説明いたしますので、344ページ、345ページをお開き願います。 重茂財産区特別会計の令和3年度当初予算の総額は、歳入歳出それぞれ6万5,000円で、歳入の主なものは基金からの繰入金、歳出の主なものは財産区有林看守員の謝礼金でございます。 次に、議案第1集、18-1ページをお開き願います。 議案第18号 令和2年度宮古市一般会計補正予算(第16号)についてご説明をいたします。 第1条は、歳入歳出予算の補正で、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,580万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ479億3,264万円とするものでございます。 第2条は、繰越明許費の補正で、本年度の予算のうち翌年度に繰り越して執行しようとする事業費でございます。 第3条は、債務負担行為の補正で、債務負担行為を追加するものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 初めに、歳出からご説明いたしますので、18-4、5ページをお開きの上、中段の歳出補正予算事項別明細書をご覧願います。 2、歳出。4款衛生費、1項保健衛生費、2目予防費1,580万円は、国からの通知に基づき新型コロナウイルスワクチン接種体制に必要な経費を増額するもので、特定財源として全額国庫支出金を充当するものでございます。 以上が歳出でございます。 なお、歳入につきましては、歳出の特定財源でご説明いたしましたので、省略いたします。 次に、繰越明許費補正についてご説明いたしますので、18-3ページにお戻りいただき、上段の第2表、繰越明許費補正をご覧願います。 4款衛生費、1項保健衛生費、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保は、今回計上した補正予算を含め年度内の執行が見込めない予算を繰り越すものでございます。 次に、債務負担行為補正についてご説明いたしますので、同じページの下段、第3表、債務負担行為補正をご覧願います。 新型コロナウイルスワクチン接種体制確保業務委託料及び接種業務委託料は、令和3年度にかけて業務委託を実施するため、期間及び限度額を設定しようとするものでございます。 次に、議案第1集、19-1ページをお開き願います。 議案第19号 宮古市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてご説明いたします。 本条例案は、第1条で引用している地方自治法の改正に伴い、既定する条項について改めようとするものでございます。 次に、附則でございますが、本条例の施行日を公布の日からとするものでございます。 以上が条例案の主な内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。地方自治法の改正に伴い、所要の改正をしようとするものである。これが、この条例案を提出する理由でございます。 以上、総務部が所管いたします予算及び条例案について一括してご説明いたしました。よろしくご審議くださいますようお願いいたします。 ○議長(古舘章秀君) 菊池企画部長。     〔企画部長 菊池 廣君登壇〕 ◎企画部長(菊池廣君) それでは、企画部が所管する議案8件について、一括してご説明いたします。 初めに、令和3年度刈屋財産区特別会計予算についてご説明いたしますので、予算書の351ページをお開き願います。 議案第15号 令和3年度宮古市刈屋財産区特別会計予算。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ113万7,000円と定めるものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 それでは、概要を歳入歳出予算事項別明細書によりご説明いたしますので、354、355ページをお開き願います。 刈屋財産区特別会計の令和3年度当初予算の総額は、歳入歳出それぞれ113万7,000円で、歳入の主なものは基金からの繰入金、歳出の主なものは刈屋財産区管理会委員報酬でございます。 以上が令和3年度宮古市刈屋財産区特別会計予算の概要でございます。 続きまして、議案第1集、20-1ページをお開き願います。 議案第20号 宮古市空家等の適正管理に関する条例の一部を改正する条例についてご説明いたします。 本条例案は、空き家等の対策を推進するため、宮古市空家等対策推進協議会の委員の選任状況に合わせ、会長及び副会長を選任できるよう、副会長を設置し、会長及び副会長の選任方法について定めようとするものでございます。 それでは、条例案の内容についてご説明いたします。 第10条第4項に副会長の設置について定め、併せて会長及び副会長の選任方法を協議会の委員の互選とすることについて規定するものでございます。 附則でございますが、本条例案の施行日を公布の日とし、この条例の施行の日以降最初に開催する会議は市長が招集することとするものでございます。 以上が本条例案の主な内容でございますが、条例案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。宮古市空家等対策推進協議会に副会長を設置し、並びに会長及び副会長の選任方法について定めようとするものである。これが、この条例案を提出する理由でございます。 次に、議案第1集、21-1ページをお開き願います。 議案第21号 宮古市東日本大震災復興交付金基金条例を廃止する条例についてご説明いたします。 本条例案は、令和3年3月31日をもって宮古市東日本大震災復興交付金基金を廃止するため、条例を廃止しようとするものでございます。 附則でございますが、本条例案の施行日を令和3年4月1日からとするものでございます。 以上が本条例案の内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。宮古市東日本大震災復興交付金基金を廃止しようとするものである。これが、この条例案を提出する理由でございます。 次に、議案第1集、22-1ページをお開き願います。 議案第22号 宮古市まち・ひと・しごと創生推進基金条例についてご説明いたします。 本条例案は、宮古市まち・ひと・しごと創生推進計画に掲げる事業に対し、企業版ふるさと納税があった場合に当該事業を実施する財源として活用するため、基金を設置しようとするものでございます。この基金は地方自治法第241条に基づいて設置するもので、基金の管理及び処分に関し条例で定めるものでございます。 それでは、条例案の内容についてご説明いたします。 第1条は、宮古市まち・ひと・しごと創生推進計画に掲げる事業を推進するため、基金を設置する旨定めるものでございます。 第2条は、基金に積み立てる額の定め方について定めるものでございます。 第3条は、基金に属する現金の管理方法について定めるものでございます。 第4条は、基金の運用から生じる収益の運用方法について定めるものでございます。 第5条は、基金に属する現金を歳計現金に繰り替えて運用することができる旨、定めるものでございます。 第6条は、基金を処分する場合の条件と処分方法について定めるものでございます。 第7条は補則でございますが、この条例に定めるもののほか、基金の管理に必要な事項は、市長が別に定めるものとするものでございます。 次に、附則でございますが、この条例の施行日を公布の日からとするものでございます。 以上が本条例案の主な内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。宮古市まち・ひと・しごと創生推進基金を設置しようとするものである。これが、この条例案を提出する理由でございます。 次に、議案第1集、31-1ページをお開き願います。 議案第31号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてご説明いたします。 本議案は、宮古市地域創生センターの指定管理者に特定非営利活動法人三陸NPO支援センターを指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 なお、指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間とするものでございます。 以上が本議案の主な内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。宮古市地域創生センターの指定管理者を指定しようとするものである。これが、この議案を提出する理由でございます。 次に、議案第1集、32-1ページをお開き願います。 議案第32号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてご説明いたします。 本議案は、宮古市リバーパークにいさとの指定管理者に株式会社新里産業開発公社を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 なお、指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間とするものでございます。 以上が本議案の主な内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。宮古市リバーパークにいさとの指定管理者を指定しようとするものである。これが、この議案を提出する理由でございます。 次に、議案第1集、33-1ページをお開き願います。 議案第33号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてご説明いたします。 本議案は、宮古市地域農産物等活用型総合交流促進施設の指定管理者に株式会社川井産業振興公社を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 なお、指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間とするものでございます。 以上が本議案の主な内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。宮古市地域農産物等活用型総合交流促進施設の指定管理者を指定しようとするものである。これが、この議案を提出する理由でございます。 次に、議案第1集、34-1ページをお開き願います。 議案第34号 公の施設の指定管理者の指定に関する議決の変更に関し議決を求めることについてご説明いたします。 本議案は、平成28年3月16日に議会の議決を経た宮古市岩手路区界中継基地の指定管理の期間を令和4年3月31日に1年間延長することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 以上が本議案の内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。宮古市岩手路区界中継基地の指定管理期間を延長しようとするものである。これが、この議案を提出する理由でございます。 以上、企画部所管の議案8件についてご説明させていただきました。よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(古舘章秀君) 松舘市民生活部長。     〔市民生活部長 松舘恵美子君登壇〕 ◎市民生活部長(松舘恵美子君) 市民生活部が所管いたします議案4件について、一括して説明いたします。 初めに、予算書の161ページをお開き願います。 令和3年度宮古市国民健康保険事業勘定特別会計予算について説明いたします。 議案第2号 令和3年度宮古市国民健康保険事業勘定特別会計予算。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ64億7,231万4,000円と定めるものでございます。 第2条は、一時借入金の最高額を5億円と定めるものでございます。 第3条は、歳出予算の流用について各項間の流用を定めるものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 概要を歳入歳出予算事項別明細書により説明いたしますので、164ページ、165ページをお開き願います。 令和3年度当初予算額は、令和2年度当初予算額と比較し1億8,705万3,000円の減額となります。減額の主な理由は、被保険者数の減少及び東日本大震災等の一部負担金免除対象の縮小に伴う保険給付費の減額によるものでございます。 初めに、歳入から説明いたしますので、上段の表の今年度の予算額をご覧ください。 1款国民健康保険税10億1,533万4,000円及び2款使用料及び手数料45万1,000円は、保険税及び督促手数料等の見込みを計上するものでございます。 3款県支出金48億4,335万8,000円は、医療費等に充当する交付金等の見込みを計上するものでございます。 4款財産収入は、整理科目でございます。 5款繰入金6億725万1,000円は、一般会計及び財政調整基金からの繰入れでございます。 6款繰越金は、整理科目でございます。 7款諸収入591万8,000円は、延滞金等の見込みを計上するものでございます。 次に、歳出を説明いたしますので、下段の表の本年度の予算額をご覧ください。 1款総務費は1億3,955万4,000円で、主なものは人件費及び徴税等事務経費でございます。 2款保険給付費は46億4,836万7,000円で、主なものは療養給付費及び高額療養費でございます。 3款国民健康保険事業費納付金は14億8,005万7,000円で、岩手県に納付する負担分を計上するものでございます。 4款共同事業拠出金は、整理科目でございます。 5款保健事業費は9,704万5,000円で、特定健康診査等事業費及び保健衛生普及費でございます。 6款基金積立金は、整理科目でございます。 7款公債費は31万4,000円で、一時借入金の利子を計上するものでございます。 8款諸支出金は1億197万5,000円で、主なものは国民健康保険税の還付金及び直営診療施設勘定への繰出金でございます。 9款予備費は500万円で、前年度と同額でございます。 以上が令和3年度宮古市国民健康保険事業勘定特別会計予算の概要でございます。 次に、予算書の211ページをお開き願います。 令和3年度宮古市後期高齢者医療特別会計予算について説明いたします。 議案第4号 令和3年度宮古市後期高齢者医療特別会計予算。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6億8,949万5,000円と定めるものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 概要を歳入歳出予算事項別明細書により説明いたしますので、214ページ、215ページをお開き願います。 令和3年度当初予算額は、令和2年度当初予算額と比較し3,237万4,000円の増額となります。増額の主な理由は、広域連合納付金の増によるものでございます。 初めに、歳入を説明いたしますので、上段の表の本年度の予算額をご覧ください。 1款後期高齢者医療保険料5億274万9,000円及び2款使用料及び手数料9万4,000円は、保険料及び督促手数料等の見込みを計上するものでございます。 3款繰入金1億8,434万4,000円は、一般会計からの繰入れでございます。 4款繰越金は、整理科目でございます。 5款諸収入230万7,000円は、岩手県後期高齢者医療広域連合からの過年度保険料還付金等の見込みを計上するものでございます。 次に、歳出を説明いたしますので、下段の表の本年度の予算額をご覧ください。 1款総務費は980万8,000円で、主なものは通信運搬費及び後期高齢者医療システムに係る賃借料でございます。 2款後期高齢者医療広域連合納付金は6億7,658万7,000円で、岩手県後期高齢者医療広域連合への負担金でございます。 3款諸支出金は210万円で、主なものは被保険者に対する過年度保険料の還付金でございます。 4款予備費は100万円で、前年度と同額でございます。 以上が令和3年度宮古市後期高齢者医療特別会計予算の概要でございます。 次に、予算書の309ページをお開き願います。 令和3年度宮古市墓地事業特別会計予算について説明いたします。 議案第11号 令和3年度宮古市墓地事業特別会計予算。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ448万2,000円と定めるものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 概要を歳入歳出予算事項別明細書により説明いたしますので、312ページ、313ページをお開き願います。 初めに、歳入から説明いたしますので、上段の表の本年度の予算額をご覧ください。 1款使用料及び手数料309万9,000円は、墓地管理手数料の見込みを計上するものでございます。 2款財産収入1万円は、墓地基金利子の見込みを計上するものでございます。 3款繰入金137万円は、墓地基金からの繰入れでございます。 4款繰越金及び5款諸収入は、整理科目でございます。 次に、歳出を説明いたしますので、下段の表の本年度の予算額をご覧ください。 1款墓地事業費は448万2,000円で、市営墓地の維持管理費を計上するものでございます。 以上が令和3年度宮古市墓地事業特別会計予算の概要でございます。 次に、議案第1集、23-1ページをお開き願います。 議案第23号 宮古市男女共生推進センター条例を廃止する条例について説明いたします。 本条例案は、令和3年3月31日をもって宮古市男女共生推進センターを廃止するため、条例を廃止しようとするものでございます。 附則につきまして、第1項は条例の施行日を令和3年4月1日からとするものでございます。 第2項は、宮古市男女共生推進委員会条例の所要の整備を行うものでございます。 第1条及び第2条において、宮古市男女共生推進センターに関することを削除し、第2条第1項第4号を第3号に繰り上げるとともに、第7条において委員会の庶務をセンターから市民生活部に改正するものでございます。 以上が本条例案の内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。宮古市男女共生推進センターを廃止しようとするものである。これが、この条例案を提出する理由でございます。 以上、市民生活部所管の議案4件について説明申し上げました。よろしくご審議くださいますようお願いいたします。 ○議長(古舘章秀君) 昼食のため、暫時休憩します。     午前11時57分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(古舘章秀君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 伊藤保健福祉部長。     〔保健福祉部長 伊藤 貢君登壇〕 ◎保健福祉部長(伊藤貢君) それでは、保健福祉部が所管いたします議案10件につきまして、一括してご説明いたします。 初めに、予算書の189ページをお開き願います。 議案第3号 令和3年度宮古市国民健康保険診療施設勘定特別会計予算についてご説明いたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億7,882万4,000円と定めるものでございます。 第2条は、歳出予算の流用について各項間の流用を定めるものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 それでは、概要を歳入歳出予算事項別明細書によりご説明いたしますので、192、193ページをお開き願います。 初めに、歳入からご説明いたしますので、上段の表をご覧願います。 この表は、国民健康保険診療施設勘定特別会計の歳入の款別の予算額を表したものでございます。 表の左側の今年度の予算額をご覧願います。 1款診療収入2億2,491万7,000円は、収入見込みを計上するもので、1,610万7,000円の増額の主な理由は新型コロナウイルス感染症の抗原検査等に伴う診療報酬の増額によるものでございます。 2款介護サービス収入131万円と3款使用料及び手数料341万7,000円は、収入見込みを計上するものでございます。 4款繰入金2億3,146万円は、各事業に充当いたします収入見込みを計上するもので、708万3,000円の減額の主な理由は特別調整交付金の減額によるものでございます。 5款繰越金は、整理科目です。 6款諸収入1,581万8,000円は、収入見込みを計上するものでございます。 7款県支出金189万7,000円は、各事業に充当いたします収入見込みを計上するものでございます。 次に、歳出をご説明いたしますので、下段の表をご覧願います。 この表は、歳出の款別の予算額を表したものでございます。 表の左側の本年度の予算額をご覧願います。 1款総務費は3億3,908万6,000円で、主なものは職員の人件費及び各診療所の施設管理費を計上するものです。42万2,000円の増額の主な理由は、新型コロナウイルス感染症に対処するための防疫作業手当の増額によるものでございます。 2款医業費は1億2,702万8,000円で、主なものは各診療所事業に係る事業費を計上するものです。758万8,000円の増額の主な理由は、新型コロナウイルス感染症に対処した医薬材料費などの増額によるものでございます。 3款公債費は1,230万9,000円で、長期債元利償還金を計上するものでございます。 4款諸支出金は、整理科目です。 5款予備費は、40万円を計上するものでございます。 以上が令和3年度宮古市国民健康保険診療施設勘定特別会計予算の概要でございます。 次に、予算書の223ページをお開き願います。 議案第5号 令和3年度宮古市介護保険事業特別会計予算についてご説明いたします。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ65億9,089万9,000円と定めるものでございます。 第2条は、一時借入金の最高額を2億円と定めるものでございます。 第3条は、歳出予算の流用について、各項間の流用を定めるものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 それでは、概要を歳入歳出予算事項別明細書によりご説明いたしますので、226、227ページをお開き願います。 初めに、歳入からご説明いたしますので、上段の表をご覧願います。 この表は、介護保険事業特別会計の歳入の款別の予算額を表したものでございます。 表の左側の本年度の予算額をご覧願います。 1款介護保険料は12億4,205万4,000円で、歳入見込みを計上するものでございます。 2款分担金及び負担金は944万9,000円で、介護認定審査会の共同設置に係る構成市町村負担金の収入見込みを計上するものでございます。 3款使用料及び手数料は20万1,000円で、収入見込みを計上するものでございます。 4款国庫支出金16億5,126万6,000円、5款支払基金交付金16億6,687万4,000円、6款県支出金9億2,882万3,000円は、各事業に充当いたします収入見込みを計上するものでございます。 7款財産収入は15万9,000円で、介護保険財政調整基金の利息収入見込みを計上するものでございます。 8款繰入金は10億9,206万3,000円で、各事業に充当いたします一般会計からの繰入金等の収入見込みを計上するものでございます。 9款繰越金、10款市債、11款諸収入は、整理科目です。 次に、歳出をご説明いたしますので、下段の表をご覧願います。 この表は、歳出の款別の予算額を表したものでございます。 表の左側の本年度の予算額をご覧願います。 1款総務費は1億3,620万円で、主なものは、職員の人件費及び介護保険事業に係る事務費でございます。 2款保険給付費は60億9,414万7,000円で、主なものは介護保険サービス利用者の保険給付額を計上するものでございます。 3款財政安定化基金拠出金は、整理科目でございます。 4款地域支援事業費は3億4,941万3,000円で、主なものは介護予防日常生活支援総合事業費及び地域包括支援センターの運営費など、地域支援事業に係る事業費を計上するものでございます。 5款保健福祉事業費は565万4,000円で、支援が必要な高齢者に対して訪問指導を行う高齢者指導員の人件費を計上するものでございます。 6款基金積立金は15万9,000円で、介護保険財政調整基金への利息の積立てを計上するものでございます。 7款公債費は27万4,000円で、一時借入れを行った場合の利子を計上するものです。 8款諸支出金は205万1,000円で、主なものは第1号被保険者介護保険料の還付金を計上するものでございます。 9款予備費は300万円を計上するものでございます。 以上が令和3年度宮古市介護保険事業特別会計予算の概要でございます。 次に、予算書の253ページをお開き願います。 議案第6号 令和3年度宮古市介護保険サービス事業勘定特別会計予算についてご説明いたします。 第1条は、歳入歳出の総額を歳入歳出それぞれ520万5,000円と定めるものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 それでは、概要を歳入歳出予算事項別明細書によりご説明いたしますので、256、257ページをお開き願います。 初めに、歳入からご説明いたしますので、上段の表をご覧願います。 この表は、介護保険サービス事業勘定特別会計の歳入の款別の予算額を表したものでございます。 表の左側の本年度の予算額をご覧願います。 1款サービス収入は266万9,000円で、事業収入見込みを計上するものでございます。 2款繰越金は253万5,000円で、収入見込みを計上するものでございます。 3款諸収入は、整理科目です。 次に、歳出をご説明いたしますので、下段の表をご覧願います。 この表は、款別の予算額を表したものでございます。 表の左側の本年度の予算額をご覧願います。 1款サービス事業費は520万5,000円で、要支援認定者の介護予防サービス計画作成に係る事業費を計上するものでございます。 以上が令和3年度宮古市介護保険サービス事業勘定特別会計予算の概要でございます。 次に、議案第1集、24-1ページをお開き願います。 議案第24号 平成28年台風第10号豪雨災害の被災者に対するへき地保育所、児童館及び学童の家の使用料の免除に関する条例の一部を改正する条例についてご説明いたします。 本条例案は、平成28年台風第10号豪雨災害の被災者に対するへき地保育所、児童館及び学童の家の使用料の免除期間を市町村民税非課税者について、令和3年12月まで延長しようとするものでございます。 それでは、条例案の主な内容についてご説明いたします。 第2条は、使用料の免除について定めたもので、第2項として令和3年4月分から同年12月分までの使用料について市町村民税非課税者を免除とする規定を加えようとするものでございます。 なお、附則により条例の施行日は令和3年4月1日からとするものでございます。 以上が本条例案の内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。平成28年台風第10号豪雨災害の被災者に対するへき地保育所、児童館及び学童の家の使用料の免除期間の延長等を使用とするものである。これが、この条例案を提出する理由でございます。 次に、議案第1集、25-1ページをお開き願います。 議案第25号 宮古市介護保険条例の一部を改正する条例についてご説明いたします。 本条例案は、介護保険事業計画の改定に伴い、令和3年度から令和5年度までの第1号被保険者が負担する保険料の率を定めるための改正でございます。 それでは、条例案の主な内容についてご説明いたします。 第3条第1項は、介護保険法施行令第38条第1項各号に定める9つの所得段階に応じた保険料率を、同条第2項、第3項及び第4項は低所得者に対する介護保険料軽減措置後の保険料率を規定するものでございます。 25-2ページをお開き願います。 次に、附則でございますが、附則第1項は、条例の施行日を令和3年4月1日からとするものでございます。 附則第2項は、改正後の介護保険料の適用について経過措置を定めるものでございます。 以上が本条例案の内容でございますが、条例案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。介護保険事業計画の改定に伴い、令和3年度から令和5年度までの保険料率を定めようとするものである。これが、この条例案を提出する理由でございます。 次に、議案第1集、26-1ページをお開き願います。 議案第26号 宮古市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてご説明いたします。 本条例案は、指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める省令が改正されたことに伴い、当該条例の一部を改正しようとするものでございます。 条例案の主な内容についてご説明いたします。 第6条第2項は、居宅介護支援事業者における管理者の要件を人員の確保が困難である等やむを得ない事情がある場合は、介護支援専門員を管理者とすることができる設置要件の緩和を規定するものでございます。 改正表内の附則ですが、附則第2項は、管理者に係る経過措置を令和9年3月31日まで延長するものでございます。 附則第3項は、令和3年4月1日以降の管理者に係る経過措置の適用について定めるものでございます。 26-2ページをお開き願います。 附則につきましては、条例の施行日を令和3年4月1日からとするものでございます。 以上が本条例案の内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。指定居宅介護支援事業者の管理者の設置要件の緩和等をしようとするものである。これが、この条例案を提出する理由でございます。 次に、議案第1集、35-1ページをお開き願います。 議案第35号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてご説明いたします。 本議案は、宮古市総合福祉センターの指定管理者に社会福祉法人宮古市社会福祉協議会を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 なお、指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間とするものでございます。 以上が本議案の主な内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。宮古市総合福祉センターの指定管理者を指定しようとするものである。これが、この議案を提出する理由でございます。 次に、議案第1集、36-1ページをお開き願います。 議案第36号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてご説明いたします。 本議案は、宮古市田代児童館の指定管理者に社会福祉法人宮古市社会福祉協議会を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 なお、指定の期間は令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間とするものでございます。 以上が本議案の主な内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。宮古市田代児童館の指定管理者を指定しようとするものである。これが、この議案を提出する理由でございます。 次に、議案第1集、37-1ページをお開き願います。 議案第37号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてご説明いたします。 本議案は、近内介護予防拠点施設の指定管理者に医療法人仁泉会を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 なお、指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間とするものでございます。 以上が本議案の主な内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。近内介護予防拠点施設の指定管理者を指定しようとするものである。これが、この議案を提出する理由でございます。 次に、議案第1集、38-1ページをお開き願います。 議案第38号 公の施設の指定管理者の指定に関し議決を求めることについてご説明いたします。 本議案は、宮古市高齢者生活福祉センター、宮古市小国デイサービスセンター及び宮古市門馬デイサービスセンターの指定管理者に社会福祉法人宮古市社会福祉協議会を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 なお、指定の期間は3施設とも令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間とするものでございます。 以上が本議案の主な内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。宮古市高齢者生活福祉センター、宮古市小国デイサービスセンター及び宮古市門馬デイサービスセンターの指定管理者を指定しようとするものである。これが、この議案を提出する理由でございます。 以上、保健福祉部が所管いたします議案10件につきましてご説明させていただきました。よろしくご審議くださいますようお願いいたします。 ○議長(古舘章秀君) 伊藤産業振興部長。     〔産業振興部長 伊藤重行君登壇〕 ◎産業振興部長(伊藤重行君) それでは、産業振興部が所管いたします議案4件につきまして、一括してご説明いたします。 初めに、令和3年度宮古市魚市場事業特別会計予算についてご説明いたしますので、予算書の299ページをお開き願います。 議案第10号 令和3年度宮古市魚市場事業特別会計予算。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,300万3,000円と定めるものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 それでは、概要を歳入歳出予算事項別明細書によりご説明いたしますので、302、303ページをお開き願います。 初めに、歳入からご説明いたしますので、上段の表をご覧願います。 1款使用料及び手数料は2,300万円で、収入見込みにより計上するものでございます。 2款繰入金、3款繰越金、4款諸収入は、整理科目でございます。 次に、歳出についてご説明いたしますので、下段の表をご覧願います。 1款市場事業費は1,095万3,000円で、魚市場維持管理費を計上するものでございます。 2款公債費は1,205万円で、長期債元利償還金を計上するものでございます。 以上が令和3年度宮古市魚市場事業特別会計予算の概要でございます。 続きまして、議案第1集、27-1ページをお開き願います。 議案第27号 宮古市勤労青少年ホーム条例を廃止する条例についてご説明いたします。 本条例案は、宮古市勤労青少年ホームの老朽化並びに勤労青少年事業の廃止に伴い、令和3年3月31日をもって宮古市勤労青少年ホームを閉館することから、条例を廃止しようとするものでございます。 附則につきましては、この条例の施行日を令和3年4月1日からとするものでございます。 以上が本条例案の内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。宮古市勤労青少年ホームを廃止しようとするものである。これが、この条例案を提出する理由でございます。 次に、議案第1集、28-1ページをお開き願います。 議案第28号 宮古市火入れに関する条例の一部を改正する条例についてご説明いたします。 本条例案は、火入従事者の配置人数の見直しをしようとするもので、併せて条文中の用語を修正しようとするものでございます。 附則でございますが、この条例の施行日を令和3年4月1日からとするものでございます。 以上が条例改正の主な内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。火入従事者の配置人数の見直し及び所要の整備をしようとするものである。これが、この条例案を提出する理由でございます。 次に、議案第1集、30-1ページをお開き願います。 議案第30号 日出島地区養殖場災害復旧(元災暫第1号)工事の請負契約の締結に関する議決の変更に関し議決を求めることについてご説明いたします。 この議案は、令和2年3月19日に議会議決、さらに、令和2年9月3日に専決処分を経た日出島地区養殖場災害復旧(元災暫第1号)工事の請負契約の締結に関し、その一部を変更するため、地方自治法第96条第1項第5号及び宮古市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 変更内容は、契約金額の1億9,717万7,200円を5,694万3,128円増額し、2億5,412万328円とするものでございます。 次に、変更の概要につきましてご説明いたしますので、30-2ページをお開き願います。 工事名、工事場所、請負者の変更はございません。 なお、工期につきましては、工事数量が増工となることに伴い、令和3年3月24日までの工期を令和4年1月31日まで延長するものでございます。 次に、主な変更内容についてご説明いたします。 本工事は、令和元年10月に発生した台風第19号で被災した日出島地区養殖場の消波堤施設の復旧工事でございます。令和2年9月の温帯低気圧の影響により隣接する部分が被災したことから、この復旧に係る部分を増工するものでございます。 基礎捨石工は、基礎捨石の洗堀箇所に補充することに伴い1,357万1,864円の増額、水中不分離コンクリート工はケーソン下部の基礎捨石の洗堀箇所に水中コンクリートを充填することに伴い388万6,063円の増額、腹付コンクリート工は、新たに傾斜した4函目のケーソンを安定させるため、水中コンクリートを打設することに伴い976万5,554円の増額、上部コンクリート工はケーソンの傾斜により不足した天端高を確保するため、コンクリートを打設することに伴い668万5,368円の増額、被覆・根固工は飛散した被覆・根固ブロックの撤去及び再据付けをすることに伴い196万3,117円の増額、諸経費につきましては1,768万7,034円の増額となります。 以上、これらの工事費の変更額の合計は5,355万9,000円の増額となります。消費税につきましては、535万5,900円の増額となります。 請負者負担額につきましては、不可抗力による損害が生じたことに伴い、工事請負契約書別記第29条第4項の規定に基づき、請負代金額から請負者負担額を減額することにより197万1,772円の減額となります。 以上、合計は5,694万3,128円の増額となります。 なお、関係図面につきましては、30-3ページから30-5ページにそれぞれ添付をしておりますので、ご参照を願います。 以上が本議案に係る変更の主な内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 30-1ページにお戻り願います。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。令和2年9月の温帯低気圧の影響により被災した消波堤の復旧に係る設計変更及び不可抗力による損害が生じたことに伴い、契約金額を変更しようとするものである。これが、この議案を提出する理由でございます。 以上、産業振興部が所管いたします議案4件につきましてご説明させていただきました。よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(古舘章秀君) 藤島都市整備部長。     〔都市整備部長 藤島裕久君登壇〕 ◎都市整備部長(藤島裕久君) それでは、都市整備部が所管する議案2件につきまして、一括してご説明いたします。 議案第1集、39-1ページをお開き願います。 議案第39号 市道路線の廃止についてご説明いたします。 本議案は、田老地区の2路線について市道路線を廃止するため、同法第10条第3項において準用する同法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 内容についてご説明いたします。 本議案で廃止しようとする市街地14号線及び市街地16号線は、田老地区土地区画整理事業及び田老漁港海岸災害復旧工事の実施に伴い廃止するものでございます。起点及び終点につきましては、記載のとおりでございます。 参考資料として39-2ページ、39-3ページに位置図及び廃止図面を添付しておりますので、ご参照願います。議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。市道路線を廃止しようとするものである。これが、この議案を提出する理由でございます。 続きまして、40-1ページをお開き願います。 議案第40号 市道路線の認定についてご説明いたします。 本議案は、田老地区及び川井地区の各1路線について市道路線として認定するため、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 内容についてご説明いたします。 本議案で認定しようとする田老地区の市街地16号線は、田老漁港海岸災害復旧工事の実施に伴い整備された路線を改めて認定するものでございます。また、川井地区の笹平線は、宮古盛岡横断道路改築事業の実施に伴い整備された路線を新たに認定するものでございます。起点及び終点につきましては、記載のとおりでございます。 参考資料として、40-2ページから40-5ページに位置図及び認定図面を添付しておりますので、ご参照願います。 なお、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 理由。市道路線として認定しようとするものである。これが、この議案を提出する理由でございます。 以上、都市整備部が所管します議案第39号及び第40号につきましてご説明いたしました。よろしくご審議くださいますようお願いいたします。 ○議長(古舘章秀君) 大久保上下水道部長。     〔上下水道部長 大久保一吉君登壇〕 ◎上下水道部長(大久保一吉君) それでは、上下水道部が所管いたします議案5件について、一括してご説明いたします。 初めに、令和3年度宮古市農業集落排水事業特別会計予算についてご説明いたしますので、予算書の263ページをお開き願います。 議案第7号 令和3年度宮古市農業集落排水事業特別会計予算。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3,048万9,000円と定めるものでございます。 第2条は、債務負担行為について定めるものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 それでは、予算の概要を歳入歳出予算事項別明細書によりご説明いたしますので、予算書の266、267ページをお開き願います。 初めに、歳入からご説明いたしますので、上段の表、左側の本年度予算額の欄をご覧ください。 1款分担金及び負担金90万1,000円と2款使用料及び手数料1,040万9,000円は、収入見込みを計上するものでございます。 3款繰入金は一般会計からの繰入金で、1,917万4,000円を計上するものでございます。 4款繰越金と5款諸収入は、整理科目でございます。 以上が歳入の概要でございます。 次に、歳出をご説明いたしますので、下段の表をご覧願います。 1款農業集落排水管理費1,193万1,000円は、農業集落排水施設の維持管理費でございます。 2款公債費1,855万8,000円は、長期債元利償還金を計上するものでございます。 以上が歳出の概要でございます。 次に、令和3年度宮古市漁業集落排水事業特別会計予算についてご説明いたしますので、予算書の275ページをお開き願います。 議案第8号 令和3年度宮古市漁業集落排水事業特別会計予算。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,210万4,000円と定めるものでございます。 第2条は、債務負担行為について定めるものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 それでは、予算の概要を歳入歳出予算事項別明細書によりご説明いたしますので、278、279ページをお開き願います。 初めに、歳入からご説明いたしますので、上段の表、左側の本年度予算額の欄をご覧ください。 1款分担金及び負担金35万9,000円と2款使用料及び手数料306万6,000円は、収入見込みを計上するものでございます。 3款繰入金は一般会計からの繰入金で、1,867万4,000円を計上するものでございます。 4款繰越金と5款諸収入は、整理科目でございます。 以上が歳入の概要でございます。 次に、歳出をご説明いたしますので、下段の表をご覧願います。 1款漁業集落排水管理費827万円は、漁業集落排水施設の維持管理費でございます。 2款公債費1,383万4,000円は、長期債元利償還金を計上するものでございます。 以上が歳出の概要でございます。 次に、令和3年度宮古市浄化槽事業特別会計予算についてご説明いたしますので、予算書の287ページをお開き願います。 議案第9号 令和3年度宮古市浄化槽事業特別会計予算。 第1条は、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億8,883万1,000円と定めるものでございます。 第2条は、債務負担行為について定めるものでございます。 第3条は、地方債の起債の目的、限度額等について定めるものでございます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 それでは、予算の概要を歳入歳出予算事項別明細書によりご説明いたしますので、290、291ページをお開き願います。 初めに、歳入からご説明いたしますので、上段の表、左側の本年度予算額の欄をご覧ください。 1款分担金及び負担金850万2,000円と2款使用料及び手数料6,110万1,000円は、収入見込みを計上するものでございます。 3款国庫支出金1,840万円は、浄化槽整備に充当いたします収入見込みを計上するものでございます。 4款繰入金は、一般会計からの繰入金で6,572万2,000円を計上するものでございます。 5款繰越金と6款諸収入は、整理科目でございます。 7款市債3,510万円は、浄化槽整備費に充当いたします市債を計上するものでございます。 以上が歳入の概要でございます。 次に、歳出をご説明いたしますので、下段の表をご覧願います。 1款浄化槽管理費9,961万5,000円は、浄化槽の維持管理費でございます。 2款浄化槽整備費6,444万2,000円は、浄化槽設置費等でございます。 3款公債費2,477万4,000円は、長期債元利償還金を計上するものでございます。 以上が歳出の概要でございます。 次に、別冊となっております令和3年度宮古市水道事業会計予算書の1ページをお開き願います。 第2条からご説明いたします。 第2条は、業務の予定量を定めたもので、(1)給水栓数、(2)年間総配水量、(3)一日平均配水量につきましては、令和2年度の給水、配水の状況を鑑み、給水収益の状況等を基に、それぞれ予定量を見込んでおります。(4)の主要建設改良事業、(イ)配水設備改良費につきましては、5億1,399万4,000円を計上するものでございます。 第3条は、経常的な営業活動に係る収益的収入及び支出の予定額で、収入は15億6,409万7,000円、支出は15億2,232万1,000円を計上するものでございます。 次に、第4条、資本的収入及び支出の予定額は、川井簡易水道事業配水管布設替え工事、津軽石浄水場等の施設整備等に係るもので、収入は2億9,141万3,000円、支出は2ページになりますが、7億4,006万7,000円を予定しているものでございます。 1ページの第4条本文に戻っていただきまして、資本的収入が資本的支出に対して不足する額4億4,865万4,000円となります。この不足額の補填につきましては、当年度分損益勘定留保資金、建設改良積立金等で補填をするものでございます。 次に、第5条以降についてご説明いたしますので、改めて2ページをお開き願います。 第5条は、起債の目的、限度額等について定めたものでございます。 以下、第6条は一時借入金の限度額について、第7条は予定支出経費の同一款内の流用について、第8条は議会の議決を経なければ流用できない経費について、第9条は他会計からの補助金について、第10条は棚卸資産の購入限度額について、それぞれ定めております。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 なお、3ページ以降は予算に係る説明書類でございます。 以上が令和3年度宮古市水道事業会計予算でございます。 次に、別冊となっております令和3年度宮古市下水道事業会計予算書の1ページをお開き願います。 議案第17号 令和3年度宮古市下水道事業会計予算についてご説明いたします。 第2条からご説明いたします。 第2条は業務の予定量を定めたもので、(1)処理戸数、(2)年間総処理水量につきましては令和2年度の処理水量の状況を鑑み、下水道使用量の状況等を基に、それぞれ予定量を見込んでおります。(3)の主要建設改良事業、(イ)公共下水道整備費につきましては、2億4,090万1,000円を計上するものでございます。 第3条は、経常的な営業活動に係る収益的収入及び支出の予定額で、収入は15億7,222万円、支出は15億5,398万4,000円を計上するものでございます。 次に、第4条、資本的収入及び支出の予定額は閉伊川水管橋耐震補強工事等下水道施設の整備、改良等に係るもので、収入は6億5,284万3,000円、支出は2ページになりますが、11億7,359万9,000円を予定しているものでございます。 1ページの第4条本文に戻っていただきまして、資本的収入が資本的支出額に対して不足する額は5億2,075万6,000円となり、この不足額の補填につきましては、当年度分損益勘定留保資金、建設改良積立金等で補填をするものでございます。 次に、第5条以降についてご説明いたしますので、改めて2ページをお開き願います。 第5条は、債務負担行為について定めたものでございます。 以下、第6条は起債の目的、限度額等について、第7条は一時借入金の限度額について、第8条は予定支出経費の同一款内の流用について、第9条は議会の議決を経なければ流用できない経費について、第10条は他会計からの補助金について、それぞれ定めております。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 なお、3ページ以降は予算に係る説明書類でございます。 以上が令和3年度宮古市下水道事業会計予算でございます。 以上、上下水道部が所管する議案5件についてご説明申し上げました。よろしくご審議くださいますようお願いいたします。 ○議長(古舘章秀君) 芳賀危機管理監。     〔危機管理監 芳賀直樹君登壇〕 ◎危機管理監(芳賀直樹君) 危機管理監が所管する議案についてご説明いたします。 議案第1集、29-1ページをお開き願います。 議案第29号 宮古市消防団条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。 本条例案は、消防団員の減少など消防団を取り巻く環境が変化していることに伴い、消防団員の適正配置と年々減少する消防団員を確保するため、処遇の改善を図るものでございます。 それでは、条例案の内容についてご説明申し上げます。 第3条は、宮古市消防団員の定員を1,590人から1,200人に改めるものでございます。 第13条は、消防団員の各階級における報酬の年額を改めるものでございます。団長の年額を14万円から16万5,000円に、副団長の年額を9万6,000円から11万円に、分団長の年額を6万8,000円から8万2,000円に、副分団長の年額を5万3,000円から6万3,000円に、部長の年額を4万1,000円から5万5,000円に、班長の年額を3万円から3万2,000円に、団員の年額を2万4,000円から2万5,000円に、機能別団員の年額を1万2,000円から1万3,000円に増額するものでございます。 第14条は、消防団員1人1日当たりの費用弁償を2,000円から2,400円に増額するものでございます。 第14条の改正を受け、附則第4項の費用弁償につきまして、「「2,000円」とあるのは「4,000円」とする」を「「2,400円」とあるのは「4,800円」とする」に改正するものでございます。 次に、附則でございますが、第1項は本条例の施行日を令和3年4月1日とするものでございます。 附則の第2項は、この条例による改正後の宮古市消防団条例の規定は、令和3年度以降の年度分の報酬及びこの条例の施行の日以降に弁償すべき職務に従事した場合の費用弁償について適用し、令和2年度分までの報酬及び施行日前に弁償すべき職務に従事した場合の費用弁償については、従前の例によるものとするものでございます。 以上が条例案の主な内容でございますが、議案の朗読は省略させていただきます。 令和3年2月15日提出、宮古市長、山本正徳。 裏面の29-2ページをお開きください。 理由。宮古市消防団員の定員の見直しを行うとともに、報酬及び費用弁償の額の改定をしようとするものである。これが、この条例案を提出する理由でございます。よろしくご審議くださいますようお願い申し上げます。 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 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    △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 △資料 ○議長(古舘章秀君) 説明が終わりました。 ただいま議題となっております議案第1号から第40号までの40件については、お手元に配付しております委員会付託表のとおり、それぞれ予算特別委員会及び所管の常任委員会に付託します。----------------------------------- △散会 ○議長(古舘章秀君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 お諮りします。 明日2月16日から24日までの9日間は、常任委員会等開催及び議案思考のため休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古舘章秀君) 異議なしと認めます。 よって、明日2月16日から24日までの9日間は休会とすることに決定しました。 本日はこれをもって散会します。 ご苦労さまでした。     午後1時55分 散会...